職人の手仕事が可能にする
高い品質と生産能力

和菓子工場で大量生産される羊かんの大半は「充填式」で製造されますが、
わかやまの蒸し羊かんは、昔ながらの手法である「板流し」を用いて作られています。
板流しのメリットは、あらかじめ用意された材料を容器に押し入れる充填式とは異なり、
製造の途中で様々な工夫や材料のトッピングを行うことができるということです。

板に素材を流し込み、最適なタイミングを見計らって職人たちが熟練の手さばきで、栗や果実を並べます。
仕上げとなる蒸し上げの工程でも、温度管理や時間など、その日の気温や湿度などに応じて、
職人たちの経験に培った技術が不可欠です。
そうして出来上がった和菓子一つ一つに、職人の手仕事が息づいている。
それが、わかやまの生産工場における、バラエティ豊かな商品企画、安心安全、安定生産、
大量商品も小ロット商品も手がけることができる対応力につながっています。

自然豊かな日光の伏流水

羊かんを筆頭に、和菓子作りにとって最も重要なのが「水」です。
石那田工場は、もうすぐ日光という栃木県宇都宮市でも特に自然豊かな場所にあります。
わかやまでは、日光の山々から流れ落ちる豊かで清らかな日光伏流水を地下30メートルからポンプで組み上げ、
すべての商品製造に使用しております。
水は、栗や小豆、お芋同様、お菓子を作る上では欠かせない「厳選素材」の一つです。
日光伏流水という大きな自然の恩恵は、わかやまの美味しさを語る上で欠かせないものです。